1日、中山競馬場で行われたダービー卿CT(4歳上、GIII・芝1600m)は、秋山真一郎騎手騎乗の7番人気{horse=2002102739:ピカレスクコート}(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)が中団追走から徐々に進出を開始し、後方から追い上げた9番人気コイウタに1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分33秒1(良)。さらに1/2馬身差の3着には11番人気マイネルハーティーが入った。1番人気に支持されたダンスインザモアはスタートで出遅れ7着に敗退し、3連複は109,320円、3連単は410,570円の波乱となった。
ピカレスクコートは、父ジェイドロバリー、母フジノタカコマチ(その父コリムスキー)という血統。全姉に99年阪神3歳牝馬S(GI)など重賞4勝を挙げたヤマカツスズラン、甥にサイレンスボーイ(04年アンタレスS-GIII・2着)がいる。03年ひだかセレクションセールにおいて3650万円で落札されていた。
04年9月にデビュー。昨年はディープインパクトの帯同馬としてフランスに渡り、ダニエルウィルデンシュタイン賞(3歳上、仏G2・芝1600m)で2着と好走した。帰国初戦となった初霜特別(1000万下)、前走の道頓堀S(1600万下)を勝ち、OP入りを果たしていた。通算成績23戦6勝(うち海外1戦0勝、重賞1勝)。
鞍上の秋山真一郎騎手は、昨年の函館スプリントS(GIII、ビーナスライン)以来のJRA重賞制覇で、通算では13勝目となった。管理する池江泰寿調教師は昨年の朝日杯フューチュリティS(GI、ドリームジャーニー)に続くJRA重賞勝利で、通算では2勝目となった。