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【朝日杯FS】Cデムーロ×セリフォス 運命のタッグでG1制覇に挑む「グッドホース」

2021年12月14日 12:07

 皐月賞をダイワメジャーで制した馬上の兄M・デムーロと、笑顔を見せる弟のC・デムーロ(左から3人目)=04年4月18日

 「朝日杯FS・G1」(19日、阪神)

 “C・デムーロ×セリフォス”-。運命に導かれた人馬が2歳マイル王決定戦で主役を担う。始まりは04年皐月賞。兄ミルコがダイワメジャーで制した姿に、日本への憧れを強くした当時12歳のクリスチャン。17年の時を経て、今回そのメジャーの息子とコンビを組み、自身4度目のJRA・G1制覇に挑む。

 04年皐月賞-。勝ったダイワメジャーの傍らに、ネクタイ、スーツ姿の緊張した表情で口取りに収まる少年の姿があった。当時12歳。C・デムーロが振り返る。

 「覚えているよ。あんなに多くのお客さんがいる競馬場でレースを観たのは初めてだった。歓声がすごかったことが記憶に残っている。あと、引き上げてきたミルコが馬の上で立ち上がって、落とされたんだ」。ちょうど本格的に乗馬を始めた頃でもあり、ジョッキーになることが夢だったクリスチャンにとって、日本で活躍する兄の姿は憧れだった。「この時、将来は日本でも乗りたいなと思った」と明かす。

 来日したのはこの時が初めて。2週間の滞在だった。「お父さんが食わず嫌いで、日本ではパンしか食べられなくて。買ったパンは僕が持って歩いていた」。20年9月に68歳で亡くなった父ジョバンニさんとの思い出を懐かしそうにした。

 あれから17年の月日が流れた。ダイワメジャーは種牡馬として活躍。クリスチャンは世界のトップジョッキーへと登り詰めた。そして、この人馬の縁は引き寄せられるように交差する。今週、G1の舞台でコンビを組むのが、3戦無敗のダイワメジャー産駒セリフォスだ。

 1週前追い切りに騎乗し、「グッドホース。力強い馬なので行きたがるけど、それも強い馬の特徴。トップクラスの馬じゃないと3連勝はできないよ」と自信の表情を浮かべる。「一緒に写真を撮った馬の子。勝ったら面白いよね」。描くのはその背にまたがって口取りに収まる姿。思い出を胸に、相棒を2歳王者へと導く。

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