【朝日杯FS予想】伝統のGIレース、伸びしろが期待される若駒は!?

2021年12月19日 06:35

伸びしろが期待されるダノンスコーピオン(c)netkeiba.com

 長い歴史を持つレースで、勝ち馬はほぼ最優秀2歳牡馬へという構図だったが、近年ではホープフルSのGI格上げもあって、やや性格が変わりつつある。キャリアの浅い2歳馬による1戦とはいえ、定量で行われるGI競走だけに実力馬有利の舞台設定だ。

 ◎ダノンスコーピオンは萩Sの優勝馬。ゲートを勢いよく飛び出し、前進気勢の強い一面を見せたが道中、しっかりと脚をためて追われてからしっかり伸びた。まだ子供っぽさを残す馬で、本気で走っていないような面も見受けられるので、その分伸びしろはありそうだ。萩Sの2着馬は小倉芝2000mをレコード勝ちしてきたディープインパクト産駒で、デビュー戦で2着に退けた相手はすでに2勝をあげ、3着馬も次走で勝ち上がっている。前走、前々走ともに少頭数でスローペースの競馬となったために着差はわずかだったが、強敵相手に勝ち切ったことを評価したい。

 〇セリフォスは新潟2歳S、そしてデイリー杯2歳Sの優勝馬。派手さはないが力でねじ伏せるような競馬で3連勝中だ。武器は、長く伸びる末脚。心肺機能が優れているのだろう。自分でレースを組み立てるタイプではないが、ペース判断に優れたC.デムーロ騎手なら持ち味を発揮してくれそうだ。連勝馬券の軸なら、こちらかもしれない。

 ▲ドーブネは、取引価格がクローズアップされることが多いが、札幌競馬場のデビュー戦はスローペースの競馬を後方から差し切り、中京競馬場のききょうSはややかかり気味に自らハイペースを作って逃げ切った。気性に問題を残すようだが、これまでの2戦を見る限り大きく割り引く必要はなさそうだ。今回はハイラップが刻まれそうなペースを味方にしたい。

 △ジオグリフは札幌2歳Sの優勝馬。デビュー戦がスローペースで、札幌2歳Sはハイペース。右回りも左回りも、直線の長いコースも短い洋芝コースでも結果を出し続けているレース巧者だ。マイルは初めてになるが、しっかりと対応してくれることだろう。デビュー戦の内容が良かった△アルナシーム、2戦2勝△ドウデュースの将来性も、このレースでしっかりと見極めたい。

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