有馬記念に出走予定のパンサラッサ(撮影:小金井邦祥)
12月26日に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。前走福島記念を制した
パンサラッサ(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)に注目。
同馬は、父
ロードカナロア、母ミスペンバリー、その父モンジューという血統。通算成績は17戦4勝。
2019年9月に阪神芝1600mでデビューし、3戦目で勝ち上がり。エリカ賞を経て挑んだホープフルSでは、強敵相手に積極的な逃げの戦法で、6着に好走する。
3歳になってからも、若駒Sを逃げて4着に好走。6月に行われた自己条件戦では、スタートから先頭に立ち激走。そのまま逃げ切り2馬身半差で勝利した。
その後、ラジオNIKKEI賞2着、オクトーバーSを2着と好調に見えたが、4歳夏までは勝ち星から遠ざかっていた。
今年の秋になって本格化。オクトーバーSからの連勝狙いで挑んだ福島記念では、ハナを切ると、最後まで後続を寄せつけず4馬身差で勝利。デビュー17戦目で念願の重賞初制覇を果たした。
ホープフルS以来のGI参戦となる同馬は、暮れの大舞台でレース展開を握る注目の1頭になりそうだ。鞍上は引き続き菱田裕二騎手。