ジャパンC2025に出走予定のシンエンペラー(24年11月撮影、ユーザー提供:Daigoさん)
「母の父
ガリレオ」のJRA・GI初制覇なるか。今年のネオムターフC覇者の
シンエンペラー(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)がジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)に挑む。
ガリレオ(Galileo)は01年の英ダービー、愛ダービー、キングジョージVI世&クイーンエリザベスSの覇者。競走馬としても超一流だったが、種牡馬としては更に輝きを放ち、世界中で多くのG1馬を送り出した。
父としてはJRAに限ると、重賞は未勝利なものの、母の父としては8頭の重賞ウイナーを輩出している。GIでは延べ30頭が走り、23年のホープフルSと24年の
ジャパンCの
シンエンペラー、25年のスプリンターズSの
ジューンブレア、同じく秋華賞の
エリカエクスプレスの2着が最高着順。父の父としては
フランケル(
Frankel)を通して3頭のGI馬を出している。
ジャパンCには「母の父
ガリレオ」の
シンエンペラーがエントリーしている。24年の
ジャパンCの2着馬であり、今年のネオムターフCの覇者。近2戦はドバイSCが7着、愛チャンピオンSが6着と物足りないレースが続いているが、これが実力ではない。東京芝2400mはGIで3着、2着の得意舞台とあって、当然ながら巻き返しが期待される。
昨年の悔しさを晴らし、21年7月に天国に旅立った祖父に勝利を届けることができるか。そういった視点でも
シンエンペラーの走りには要注目となる。