ステラヴェローチェ(写真は2021年菊花賞出走時、ユーザー提供:ぱるさん)
12月26日に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。強力3歳世代トップクラスの実力を持つ
ステラヴェローチェ(牡3、栗東・須貝尚介厩舎)は要注目の1頭だ。
ステラヴェローチェは父バゴ、母オーマイベイビー、母の父ディープインパクトという血統。通算成績は8戦3勝。
2020年7月の2歳新馬戦でデビュー。一発で勝ち上がると、続くサウジアラビアRCを3馬身差で快勝し、連勝で重賞初制覇を飾った。暮れには朝日杯FSにも出走し、2着に好走した。
3歳初戦の共同通信杯は5着に敗れたが、三冠初戦の皐月賞では3着と好走。二冠目の日本ダービーでも3着に入り、世代トップクラスのパフォーマンスを見せた。秋初戦は神戸新聞杯を選択。同世代のダービー馬
シャフリヤールなどを破り優勝を果たすが、大一番の菊花賞では4着に後退した。
クラシック3戦で3・3・4着と涙を呑んできた
ステラヴェローチェ。今回は初コンビで、2週連続重賞勝利と波に乗るM.デムーロ騎手が騎乗する。その勢いも借りて一気に頂点まで駆け上がれるか。実績上位勢から見ても無視はできない存在だ。