叔父にダート王トランセンド、レベレンシアがデビュー/関西馬メイクデビュー情報

2021年12月27日 18:00

28日(火)阪神5R新馬戦に出走予定のレベレンシア(c)netkeiba.com

 2歳新馬戦は今回で終了。ということで、先週に引き続き、友道康夫厩舎のまだデビューしていない2歳新馬、POGで上位人気している馬の次走報をお届けしたい。

 半兄に今年の京都新聞杯を勝ったレッドジェネシス(父ディープインパクト)がいる、レッドヴェルティス(父ハーツクライ)は先週入厩。「体はいいけど、ハーツに替わった分、体に緩さはありますね」と友道康夫調教師。デビュー戦は中京開催の芝2000mの番組が視野に入っている。

 母が現役時代にブエナヴィスタSなどを勝っているファベル(父ディープインパクト)は12月1日のゲート試験合格後に放牧へ出ているが「マイルくらいがよさそうなスピードはありそう。ただ、現状は急かすよりも成長を促しながら進めた方がいい感じ。新馬戦の最後くらいに間に合えば」ということ。

 10月24日の新馬戦を勝ったリアドは先週栗東へ戻っており、若駒S(1月22日・中京芝2000m)を予定。東スポ杯4着後、放牧に出ているダンテスヴューは年明けに帰厩予定で、きさらぎ賞(2月6日・中京芝2000m)を予定している。

【12月28日(火) 阪神芝1600m】

◆レベレンシア(牡、父ロードカナロア、母ブルーモーメント、栗東・安田翔伍厩舎)

 母系にジャパンカップダート(現チャンピオンズC)を連覇したトランセンド(父ワイルドラッシュ)、芝で5勝、JRAダートで2勝を挙げたアングライフェン(父ステイゴールド)がいる血統。

 本馬は9月8日にゲート試験を合格した後、一旦放牧へ出されて、11月に栗東へ再入厩。12月10日に坂路4F52.0秒の好時計をマークしたかと思うと、12月17日には坂路4F51.7秒、2F23.9秒と素晴らしい時計。12月24日のCWでは6F83.5秒、1F11.6秒と動いており、坂路でもトラックでもきっちり動けている印象。鞍上は鮫島克駿騎手が予定されている。

◆クラウンハヴィ(牡、父キングカメハメハ、母クラウンロゼ、栗東・中竹和也厩舎)

 母は現役時代に2歳新馬戦、フェアリーS、アネモネSと3連勝して、桜花賞やオークスにも出走している。本馬はその二番仔になる。

 11月に栗東へ入厩し、12月2日にゲート試験を合格。その後は在厩のまま、調整を進めていき、順調に坂路での追い切りを消化。目立って速い時計は出ていないが、きっちりと併せ馬を消化できているし、12月25日の最終追い切りでは坂路4F55.6秒でしっかり追われた。鞍上は松若風馬騎手が予定されている。

◆オーウェンバローズ(牡、父トーセンラー、母シアトルサンセット、栗東・辻野泰之厩舎)

 半兄に2017年鳴尾記念を勝ったステイインシアトル(父ステイゴールド)がいる。本馬は2020年北海道サマーセールにて、2050万円(税抜)で落札されている。

 ゲート試験合格後に一旦放牧へ出されて、12月3日にノーザンFしがらきから栗東へ入厩。その1本目の追い切りで、坂路で2歳未勝利に先着。決して速い時計の追い切りはないが、順調に追い切りを重ねている。12月24日のCWではラスト1F11.8秒をマークしており、出走態勢を整えた。鞍上は幸英明騎手が予定されている。

(取材・文:井内利彰)

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