11日、14日(土)に中山競馬場で行われる中山グランドジャンプ(JGI)に出走予定の外国馬4頭の調教及び関係者のコメントがJRAより発表された。調教及びコメントは以下の通り。
・カラジ(セン12、豪)
【調教状況】
(B.スコット騎手 騎乗)
ダートコース:ダク1周-キャンター2.1/2周-常歩
障害コース:1、2、3号障害を飛越
【関係者の話】
(E.マスグローヴ調教師)
「カラジがトップコンディションでGJに臨める秘訣は、一年の中で一つのレースに目標を定めて調整することです。来日前の平地競走への出走もその準備の一環であり、ベストの体調に持ってくるのに、いつも5〜6戦の平地競走への出走が必要と考えています。このような準備を全てトレセンでできる日本のような環境がオーストラリアにはありませんので、実際のレースを利用しながら仕上げていくわけです。今年のカラジも昨年と同じか、むしろいい状態だと思います。」
・パーソナルドラム(セン10、豪)
【調教状況】
(C.ダーデン騎手 騎乗)
ダートコース:ダク1周-キャンター2.1/2周-常歩
障害コース:1、2、3号障害を飛越
【関係者の話】
(E.マスグローヴ調教師)
「今日の調教には非常に満足しています。敏感なところがある馬なので、落ち着くのに3週間要したのでしょう。今ではリラックスしています。飛越も思い切りよくこなしており、距離延長となる中山GJも充分こなせると思います。」
・リアルトニック(セン11、新)
【調教状況】
(B.クロージャー攻馬手 騎乗)
ダートコース:ダク2周-常歩-ダク1/2周-キャンター-追い切り1周→ダク1周
【関係者の話】
(J.ウィーラー調教師)
「久しぶりに馬を見ましたが、かなり状態も良くなっているようで満足しています。ペガサスJSは硬い馬場と短い距離という条件で、あの結果も仕方ない。中山GJでは日本馬との斤量差がなく、距離も延びるので期待しています。」
・ノーヒーロー(セン11、新)
【調教状況】
(E.デス攻馬手兼厩務員 騎乗)
ダートコース:ダク2周-常歩-ダク1/2周-キャンター-追い切り1周(リアルトニックと併せて)→ダク1周
【関係者の話】
(P.ネルソン調教師)
「騎手の来日が遅れたため、攻馬手騎乗で追い切りました。調子は良さそうです。明日は騎手が騎乗予定ですが、騎手の要望がない限り、障害を飛ばせる予定はありません。」
◆各馬の馬体重
カラジ 433kg
パーソナルドラム 444kg
リアルトニック 496kg
ノーヒーロー 458kg
※調教終了後に計測