エリカヴィータの走りに期待したい(ユーザー提供:mailaさん)
2歳10月のアルテミスS、11月のファンタジーS、12月の阪神ジュベナイルフィリーズに続く牝馬限定重賞。一昨年の優勝馬
スマイルカナは桜花賞3着。昨年の優勝馬
ファインルージュも桜花賞3着で、2着
ホウオウイクセルはフラワーカップに勝つなど近年は注目度が高まっているレースだ。仕上がりの早さはもちろん不可欠だが、マイル適性も重要視したいレースだ。
◎
エリカヴィータはキングカメハメハのラストクロップ。母マルシアーノはダート中距離の3勝馬だが、
キンシャサノキセキの全妹という血統だ。東京マイルのデビュー戦は五分のスタートから折り合いよく中団を進み、残り400m付近でゆっくりと外に持ち出されると、最後の200mで矢のように伸びた。
レース全体の上りタイムが11.6秒、11.5秒、11.4秒を計時する中で楽に突き抜けるのだから秀逸だ。中山コースは初めてになるが、初戦を見る限りレースに行っての注文が付きにくいタイプと判断した。
〇
スターズオンアースは赤松賞3着馬の
ドゥラメンテ産駒。母サザンスターズは英国1勝馬だが、祖母の
スタセリタは仏オークス馬。本馬は、おばに
ソウルスターリング、
シェーングランツがいるA級血統馬だ。
新馬戦で敗れた相手はディープインパクト直仔の評判馬で、前走赤松賞の勝ち馬は阪神ジュベナイルフィリーズ4着馬。赤松賞では前に壁が作れず、鞍上が苦労するようなシーンもあったが、最後までバテずにしっかりと伸びた。まだ若さは残るものの、その分まだ伸びしろもありそうだ。
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ライラックは、半兄に札幌2歳S優勝馬
ブラックホールがいる
オルフェーヴル産駒。兄同様の小柄な馬体だが、楽に抜け出した新馬戦は強かった。前走は初の関西遠征で大きく体重を減らし、見せ場を作ったのみだったが相手はクラシックを狙おうという牡馬だったことを考えれば悲観することもない。地元競馬で見直したい。
デビュー戦で中山マイルに向いた走りを見せた△
ビジュノワール、同じく先行力のある△
フィールシンパシー、デビュー戦で
マテンロウオリオンをやぶっている△
エバーシャドネーのレースぶりにも注目したい。