【東海S】アイオライト“華麗なる一族”の底力で逃走Vなるか

2022年01月18日 12:33

 アイオライトの血統

 「東海S・G2」(23日、中京)

 当コラムを担当して数カ月-。原稿を打ちながら、これほどまでに胸が熱くなったのは初めてだ。まさか、あの“華麗なる一族”に触れられる日が来るとは…。2度目の重賞に挑むアイオライトには感謝しかない。

 同馬の3代母イツトーは、昭和の血統書の1ページ目に載るような名牝だ。重賞2勝の競走成績もさることながら、繁殖牝馬としての成績が素晴らしく、80年の2冠牝馬ハギノトップレディや、83年宝塚記念優勝馬ハギノカムイオーらを輩出。また、ハギノトップレディは母として91年の最優秀スプリンターに輝いたダイイチルビーを輩出し、日本競馬の一時代を築いた。

 近年はやや勢力が衰えていただけに、ひ孫に当たるアイオライトの盛り返しはうれしい限り。父ローレルゲレイロ×母父オペラハウスの配合からダート馬が誕生したのは意外だが、オペラハウス産駒にはニホンピロジュピタ(99年南部杯V)もおり、ダートをこなせる下地は十分にある。

 また、中京ダート2300メートルが舞台だったが、08年の当レース覇者はオペラハウス産駒のヤマトマリオンだ。父譲りの先行力&母系の底力を発揮できれば、ベテルギウスSに続く逃げ切りVも夢ではない。(デイリースポーツ・松浦孝司)

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