GI級競走5勝のタイムパラドックスが死亡(撮影:下野雄規)
2004年のジャパンCダート(現チャンピオンズC)などを制したタイムパラドックスが10日、死亡したことがわかった。24歳だった。
ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが同日、発表した。
タイムパラドックスは父ブライアンズタイム、母ジョリーザザ、母の父Alzaoという血統。通算成績は50戦16勝。現役時代は松田博資調教師の管理馬。
2001年3月にデビュー。2004年の平安Sで重賞初制覇、同年のジャパンカップダートでGI初制覇を果たした。その後も2005・2006年JBCクラシック連覇などダート戦線で活躍。通算でGI級競走5勝をあげた。
現役引退後は種牡馬入りし、その後、功労馬として浦河町・AERUで余生を送っていた。種牡馬としては2016年のさきたま杯覇者ソルテなどを送り出した。
【うらかわ優駿ビレッジ『AERU』 太田マネージャーのコメント】
「現役時代の競走成績も素晴らしいものでしたが、アエルに来てからは、同じ引退名馬の『スズカフェニックス』と同じ放牧地で過ごしていました。毛色や姿がそっくりな2頭はアエルの名物でした。
このような結果になってしまい、残念ではありますが、たくさんの方々に愛された幸せな馬でした」
(ジャパン・スタッドブック・インターナショナルの発表より)