ここもやはりディープインパクト産駒には逆らえない!?
12日に東京競馬場で行われるクイーンC(3歳・牝・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みがディープインパクト。次点で4回のダイワメジャーが続き、3回がクロフネとなっている。
ディープインパクト産駒は[3-3-2-17]。12年ヴィルシーナ、20年ミヤマザクラ、21年アカイトリノムスメの3頭が勝ち馬として名を連ねており、いずれも母の父がMr. Prospectorの直系という共通点も持つ。また、3着以内に好走した8頭は2〜7人気、1人気に支持された18年マウレア、20年ルナシオンは馬券圏外に敗れていることも気に留めておきたい。今年はアオイモエ、ウインエクレール、ラリュエル、ロムネヤの4頭が特別登録。
ドゥラメンテ産駒は[0-0-0-1]。産駒初出走となった昨年はレッジャードロが6人気16着。なお、種牡馬として東京芝1600mでは[5-8-3-35]、複勝率31.4%という成績を残している。同産駒からは上位人気と目されるスターズオンアース、ベルクレスタの2頭が出走予定となり、前者は赤松賞で3着、後者はアルテミスSで2着と当該コースでの実績があるので、改めて種牡馬としての真価を問われることになりそうだ。
ハービンジャー産駒は[0-0-1-1]。内訳は15年に出走したロカ(1人気3着)とカービングパス(7人気10着)。同種牡馬の産駒は東京芝1600mで[13-8-17-116]、勝率8.4%という数値を記録しているが、そのうち牝馬が10勝、勝率にして11.4%となり、牝馬優位の傾向が見受けられる。同産駒にはプレサージュリフトが該当。