【小倉大賞典予想】今年も波乱決着となるか、冬の小倉の名物重賞

2022年02月20日 06:35

小倉大賞典に出走予定のヴァイスメテオール(撮影:下野雄規)

 大阪杯がGI競走に昇格したことによって、そのステップレースとしても重宝されることになった中距離ハンデ戦。ただし、1番人気馬は2勝2着2回3着1回と苦戦が続いており、昨年も断然人気のボッケリーニが11番人気テリトーリアルにハナ差敗れるなど波乱傾向が続いている。とはいえ、正直人気を予想するだけでも難しいメンバー構成だ。

 ◎ヴァイスメテオールは今回と同じ平坦小回りの1800m戦ラジオNIKKEI賞の優勝馬。母がマーメイドSの優勝馬という血統馬で、半弟イクイノックスも東京スポーツ杯2歳Sを勝って今春のクラシック候補に躍り出ている。さすがに休み明けの菊花賞は馬体減も手伝って厳しいレースになってしまったが、それを除けばプリンシパルSもメンバー最速の上がりタイムを記録しているように見どころのあるレースを続けている。大事に間隔を空けながら使われているのは期待の裏返し。今回は栗東に滞在して調整するなど意気込みも伝わってくる。前走を度外視して注目したい。

 3勝クラス特別を勝って挑む〇アリーヴォは小倉競馬場4戦4勝という小倉の鬼で、この中には2つの1800m戦も含まれている。菊花賞は7着とはいえ2着オーソクレースからは0.4秒差なら悲観することもない。父がドゥラメンテで、母はフィリーズレビュー3着のち関東オークス圧勝のエスメラルディーナ。期待の大きな血統馬だ。これまで記録した1着同着を含む4勝中3勝が写真判定を制してのもので勝負強い馬だ。斤量差を味方に逆転を狙う。

 ▲ランブリングアレーはヴィクトリアマイル2着馬。前走のエリザベス女王杯は見せ場を作ったものの、最後に力尽きたのは陣営も言う距離かもしれない。中山牝馬S、カシオペアS含め、1800m戦は5戦4勝3着1回。渋太く伸びる末脚が武器だが、過去、小倉競馬場では逃げ切ったこともあれば、4角で先頭に躍り出ようかというレースをしたこともある。斤量は楽ではないが、GI2着の実績は無視できない。

 上位3頭と差がない存在は小倉競馬では見違える△ダブルシャープ、いまだに掲示板を外したのが1回だけというノルカソルカと金杯2着△スカーフェイスも押さえておきたい。

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