27日に阪神競馬場で行われる阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みがダイワメジャーとディープインパクト。3回でキングカメハメハが続き、2回がアドマイヤコジーン、シンボリクリスエス、Fastnet Rockとなっている。
ダイワメジャー産駒は[3-0-1-10]。昨年はレシステンシアがコースレコードを更新する1分19秒2の勝ちタイムで逃げ切ってみせた。種牡馬としては14年コパノリチャード、15年ダイワマッジョーレに次ぐ3勝目となり、レースやコースに対する適性の高さを示している。今年はサンライズオネスト、モントライゼの2頭が該当。
ディープインパクト産駒は[2-1-1-12]。昨年は出走した4頭すべてが4着以下に敗れる結果となったが、一昨年には同産駒として唯一の出走となった伏兵ベストアクターが単勝22.3倍のオッズで勝利。ほか、ミッキーアイルが15年2着、16年1着とリピーターとして活躍していた。今年はグレイイングリーンが特別登録している。
スクリーンヒーロー産駒は[0-0-0-2]。成績は今年も出走を予定しているクリノガウディーによるもので、20年が3人気7着、21年が7人気9着という内訳になる。なお、同種牡馬のコース成績は[6-7-3-39]となり、2勝クラス以上では[0-0-1-18]と連対例がない。
ロードカナロア産駒は[0-0-1-4]。唯一の好走例は20年3着ダイアトニックとなるが、同馬は2位入線後に進路妨害により3位降着となった経緯がある。人気と着順が一致しやすい傾向も見受けられるため、上位人気馬には相応の評価が必要だろう。今年はグルーヴィット、ダイアトニックの2頭が出走を予定している。