日豪で種牡馬として活躍するモーリス(ユーザー提供:シゲさん)
現地時間5日、オーストラリアのフレミントン競馬場でG1・オーストラリアンギニー(3歳・芝1600m・15頭立て)が行われた。
道中は中団の内、直線でも終始内を進んだ5番人気ヒトツ(Hitotsu、牡3、J.アレン騎手)が1頭分開いたところを突き抜け、好位を進んでいた8番人気ライトセーバー(牡3、L.ノレン騎手)との追い比べを制し、0.4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分36秒83(重)。
昨年のスプリングチャンピオンS(豪G1)覇者で、1番人気のディープインパクト産駒プロフォンド(牡3、R.ドラン騎手)は好位の外目をスムーズに進んだが、直線では伸びを欠き13着に敗れた。
ヒトツは父モーリス、母Love is Fickle、母の父Redoute's Choiceという血統の豪州産馬。同国のC.マー&D.ユースタス厩舎の管理馬。
通算成績は7戦3勝。前走ヴィクトリアダービー(豪G1)を制したのに続き、G1・2勝目。芝2500m戦に続いてマイル戦を制するという、3代父グラスワンダーを彷彿とさせるような万能の距離適性を示した。
※馬齢は現地表記に準ずる。