【地方競馬】重賞6勝馬キャプテンキングが種牡馬入り 的場調教師「これからも忘れられない1頭になると思います」

2022年03月08日 07:07

新天地での活躍が期待されるキャプテンキング(撮影:古谷剛彦)

 南関東重賞6勝馬キャプテンキング(大井・的場直之厩舎)が現役を引退し、新天地で種牡馬生活を送り始めている。

 キャプテンキングは2016年8月に中央競馬からデビューすると、2017年からは南関東の一員になり、クラシック一冠目の羽田盃を制覇。

 その後、ゴールドカップ、フジノウェーブ記念、ブリリアントカップ、川崎マイラーズと重賞4連勝した際には、的場調教師の騎手の同期にあたる坂井英光騎手(現調教師で、坂井瑠星騎手の父)が手綱を取り、同期コンビによる勝利も話題を集めた。

「(キャプテンキングは)能力が高くて競馬センスのすばらしい馬でした。夏が弱くて年間を通してもあまり数は使えませんでしたが、それでも重賞を6つも勝ってくれてたくさんのいい思い出を作ってくれました。これからも忘れられない1頭になると思います」(的場調教師)。

 キャプテンキングの生まれ故郷は、北海道新ひだか町の静内フジカワ牧場。現在は静内フジカワ牧場の所有となり、同じ新ひだか町のチェリーフィールズで元気に過ごしているそうだ。3月1日から正式に種牡馬としての活動を開始させ、種付け時は白馬牧場(新冠)で行うとのこと。

「ゆくゆくは功労馬として帰ってくる予定ですが、うちには生産馬のワイルドワンダー(キャプテンキングの叔父)も種牡馬として産駒を送り出しているので、成績を残してくれたキャプテンキングもチャレンジしてみたいと思いました。

 試験種付けも上手だったという報告もありました。うちの繁殖牝馬もいい発情が来ればつけたいと思っています。頭数は少ないでしょうが、まずはゆっくりゆっくりと、種牡馬として大きく羽ばたいてくれればいいなぁと願っています」(藤川達矢さん)。

 藤川さんの夢と希望をのせ、種牡馬キャプテンキングとしての第2の生活が始まった。

【キャプテンキング】
8歳牡馬
馬主:平本敏夫様
生産:静内フジカワ牧場様
父:ファスリエフ、母:ストロベリーパフェ、母父:ブライアンズタイム

(取材・文:高橋華代子)

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