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【スプリングS】アライバル逆襲リハ 反撃態勢整った 栗田師「状態この前よりいい」

2022年03月17日 06:30

 美浦Wで馬体を弾ませたアライバル(左)=撮影・三好信也

 「スプリングS・G2」(20日、中山)

 京成杯4着からの巻き返しを期すアライバルが16日、美浦Wで躍動。迫力満点のフットワークで追走併入を果たし、戦闘態勢を整えた。

 1番人気で4着に敗れた京成杯の汚名返上に燃えるアライバル。反撃の舞台へ向けた最終調整は、美浦Wでの併せ馬。500キロ近い馬体を弾ませながら、迫力満点の動きを披露した。

 道中はファルコンS出走のニシノレバンテ(3歳オープン)を3馬身ほど追走。4コーナーで内に潜り込むと、引っ張り切りの手応えで併入フィニッシュに持ち込んだ。タイムは6F86秒4-38秒7-12秒0。見届けた栗田師は「前回(京成杯)とは全然違う。状態はこの前よりいいです」と、反撃態勢が整ったことを強調した。

 新潟2歳S(2着)以来、4カ月半ぶりの休養明けだった前走は、16キロ増と大幅に馬体が増えていた。「太いというより、しっかりしてきたなと思っていたけど、(結果的に)太かったね」とトレーナー。そのあたりを考慮して、この中間は2月下旬の帰厩から坂路とWを併用して乗り込み、シェイプアップに努めてきた。また、「一度使って落ち着きが出てきた」と精神面でも確かな手応えをつかんでいる。

 2000メートルの前走で敗れたとはいえ、まだ距離適性は未知数。器用さがなく、エンジンの掛かりも遅いタイプだけに、指揮官も「距離は短いよりも、あるほうがいいと思います」と適性をイメージする。クラシック路線か、マイル路線か-。次に踏み出す一歩を定めるためにも、ここは大きな意味を持つ戦いになりそうだ。

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