昨年のスプリンターズSで3着となったシヴァージ(撮影:橋本健)
昨年12月の阪神C(GII)で16着だったシヴァージ(牡7、栗東・野中賢二厩舎)は、8月28日に札幌競馬場で行われるキーンランドC(3歳上・GIII・芝1200m)、または8月14日に札幌競馬場で行われるUHB賞(3歳上・OP・芝1200m)で復帰を予定している。
シヴァージは父First Samurai、母Indian Bay、母の父Indian Charlieという血統の米国産馬。
2018年1月に行われた3歳新馬戦でデビュー。新馬戦から4歳の秋まではダートをメインに使われ、2019年10月の神無月S(3勝クラス)を勝利しオープン入り。以後は芝路線に舵を切り、翌2020年の北九州短距離S(OP)で芝初勝利。続く高松宮記念(GI)で5着に入線するなど、芝短距離の重賞でコンスタントに出走を重ねた。
翌2021年のシルクロードS(GIII)では出走馬中最速となる上がり33.6の末脚を繰り出して重賞初制覇。JRAのレースに出走したFirst Samuraiの産駒はこれまでわずか6頭で、シヴァージは父に産駒初のJRA重賞初勝利をプレゼントした。同年のスプリンターズSでは単勝10番人気の伏兵評価を受けるも、最内枠からインコースを強襲し、勝ち馬ピクシーナイト、2着馬レシステンシアに次ぐ3着に入線を果たしている。通算成績は27戦6勝(うち重賞1勝)。