本日デビュー戦で4着だったフォルキャップ(写真中)。奇跡の血が後世に伝わることを期待したい(撮影:田中哲実)
昭和から平成にかけて日本中を熱狂させた競馬ブームの立役者で、有馬記念などGI・4勝を挙げた元祖
アイドルホース、オグリキャップの直系の血を引く稀有な存在として注目を集めている
フォルキャップ(牡2、北海道・桧森邦夫厩舎)。
2日、門別6R(ダ1000m・11頭立て)でデビュー戦を迎え、2番人気に推されたものの、4着に終わった。勝ったのは1番人気の
ラブミーモナコ(牝2、北海道・田中淳司厩舎)。勝ちタイムは1分1秒0(重)。
レースは出負けし、後方からレースを余儀なくされる展開に。桑村真明騎手を背に道中は後方から徐々に押し上げ、最後の直線では内から鋭い末脚で差を詰めてきたが、先行した上位3頭を捕えることができず、4着でデビュー戦を終えた。
フォルキャップは父
クレイドルサイアー、母コスモフリップ、その父
アイルハヴアナザーという血統。
3月17日の能検に合格して、見事にデビューにこぎつけた
フォルキャップ。4着とはいえ、後方から唯一差を詰めてきたのはこの馬だけ。次走に期待を持たせる内容で、希少なオグリキャップの血を受け継ぐ奇跡の仔が、名馬の血を後世に伝えるべく確かな一歩を砂に刻んだ。