無敗で今年の英ダービーを制したデザートクラウン(写真提供:Racingfotos)
現地時間4日、イギリスのエプソム競馬場で行われたG1・ダービー(3歳牡牝・芝2410m・17頭・1着賞金約85万ポンド=1億3900万円)は、道中先団外目につけた1番人気のデザートクラウン(牡3、R.キングスコート騎手)が最後の直線で後続を突き放し、内を鋭く伸びたブービー人気のフーヤマル(牡3、D.プロバート騎手)に、2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分36秒38(良)。
さらにアタマ差の3着には外から追い込んだウエストオーバー(牡3、R.ホーンビー騎手)が入った。勝ち馬と同じく先団につけた2番人気のストーンエイジ(牡3、R.ムーア騎手)は伸びを欠き、6着に敗れている。
デザートクラウンは父Nathaniel、母Desert Berry、その父Green Desertという血統。前走のダンテS(英G2)に続いて重賞連勝で、通算成績は3戦3勝。
管理するマイケル・スタウト調教師は、1981年シャーガー、1986年シャーラスタニ、2003年クリスキン、2004年ノースライト、2010年ワークフォース以来となる、英ダービー6勝目となった。