マーメイドSに向けて1週前追い切りを行ったルビーカサブランカ(写真手前、撮影:井内利彰)
6月19日(日)に阪神競馬場、芝2000mで行われる牝馬限定の重賞、マーメイドS。ここに出走を予定している馬たちが、今朝8日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
今年の愛知杯で重賞を制したルビーカサブランカ(栗東・須貝尚介厩舎)は岩田望来騎手が跨って、CWでの併せ馬。馬場入りからテーオーソラネルの外に付けて、半馬身ほど前に出る形で6F標識を通過していく。
併走したまま最後の直線に向き、ゴールまで目一杯の追い比べ。時計は6F85.7〜5F69.2〜4F52.8〜3F36.8〜2F22.4〜1F11.1秒。前半がゆったり入った分、全体時計は速くないが、最後の直線の時計は素晴らしい。
ソフトフルート(栗東・斉藤崇史厩舎)は川田将雅騎手が跨って、CWで単走。自分のリズムで走ることができていたこともあるが、道中は走りが実にのびのびとしていた。その分、最後の直線に向いてからの手応えも余裕。ゴール前も軽く促させる程度でしっかりと伸びていた。時計は6F82.0〜5F67.3〜4F52.9〜3F37.8〜2F23.3〜1F11.4秒と、まだまだ余力ある状態で最後の直線がこの時計は評価できる。
アイコンテーラー(栗東・河内洋厩舎)は亀田温心騎手が跨って、CWでのジャカランダとの併せ馬。6F標識を通過する時に3、4馬身後ろから追いかける形だったが、最後の直線に向くと追いつく。最後は余裕を持って、少し前に出たかなというところでゴール。時計は6F81.7〜5F65.9〜4F51.2〜3F36.8〜2F23.0〜1F11.5秒だった。
(取材・文:井内利彰)