2011年にJRA顕彰馬に選出された名牝ウオッカ(撮影:下野雄規)
今月3日、
タニノヨセミテ(牝5、栗東・四位洋文厩舎)がJRA登録を抹消された。これにより、JRAにおける谷水雄三オーナーの現役所有馬は0頭となった。
黄色・水色襷の勝負服と「タニノ」の冠名で知られた谷水雄三オーナー。主な所有馬は、1974年の有馬記念などを制したタニノチカラ、2002年の日本ダービー覇者タニノギムレット、GIを7勝し2011年にはJRA顕彰馬にも選出された名牝
ウオッカ、2010年の菊花賞馬
ビッグウィークなど。
2002年にタニノギムレットで日本ダービーを制し
ダービーオーナーとなり、その5年後には同馬の産駒である
ウオッカで二度目のダービー勝利を果たし、所有馬の親仔制覇を達成した。JRAにおける最終出走馬となった
タニノヨセミテは、5月28日の御在所特別(2勝クラス)で9着。管理していたのは、
ウオッカに騎乗しダービージョッキーとなった四位洋文調教師。鞍上はタニノギムレットとのコンビでダービーを制した武豊騎手が務めた。