現地時間14日、アスコット競馬場で開幕した英国競馬伝統のロイヤルアスコット開催。アメリカとオーストラリアのチャンピオンスプリンター同士の対決として注目を集めたキングズスタンドS(4歳上・英G1・芝1000m)は、豪のネイチャーストリップ(Nature Strip、セ8、J.マクドナルド騎手)が後続に4.1/2馬身差をつけて勝利した。勝ち時計は58秒25(良)。
一方、アメリカから参戦した昨年のBCターフスプリント(米G1)覇者ゴールデンパル(Golden Pal、牡4、I.オルティスJr騎手)は最下位の16着と、明暗がはっきり分かれる結果となった。
ネイチャーストリップは父Nicconi、母Strikeline、母の父Desert Sunという血統の豪州産馬。豪・C.ウォーラー厩舎の管理馬。
同馬は2017年10月にD.ウィアー厩舎からデビュー。その後C.ウォーラー厩舎に転厩し、2019年3月にザギャラクシー(豪G1)を勝利しG1初制覇を飾った。その後はTJスミスS(豪G1)3連覇、スプリントクラシック(豪G1)を2勝、昨年のジ・エベレストを勝利するなど、豪州スプリント路線で大活躍。現在、ロンジンワールドベストレースホースランキングでレーティング124を獲得し、バーイードに次ぐ世界ランク2位タイにランクインしている。
オーストラリア調教馬によるキングズスタンドS制覇は2009年のシーニックブラスト以来、13年ぶりとなった。