北海道スプリントCで重賞3連勝を飾ったダンシングプリンス(撮影:田中哲実)
前走の北海道スプリントCで逃げ切り勝ちをおさめたダンシングプリンス(牡6、美浦・宮田敬介厩舎)は8月16日に盛岡競馬場で行われるクラスターC(3歳上・JpnIII・ダ1200m)への出走を視野に入れる。管理する宮田調教師は「あくまでJBCスプリント(JpnI)を最大目標に置いているので、状態次第でクラスターCは使わずに本番直行も」とコメントした。
ダンシングプリンスは父パドトロワ、母リトルブレッシング、母の父バブルガムフェロー。伯父にマイルCS連覇などGIを3勝したデュランダルがいる血統。
2019年8月に小倉競馬場で行われた芝の未勝利戦でデビュー。3戦するも勝ち上がれず船橋競馬に移籍し、ダートで3連勝をあげて中央再転入。その後も連勝を重ね、2020年10月に外房S(3勝クラス)を制してオープン入りを果たした。昨年12月のカペラS(GIII)で重賞初制覇を果たし、今年2月にはサウジアラビアへの遠征を敢行。リヤドダートスプリント(沙G3)では2着馬グッドエフォートに5.3/4馬身差をつける圧勝劇を見せた。帰国初戦となった前走でも卓越した先行力を武器に逃げ切り勝ちを果たしており、現在重賞3連勝中。通算成績は14戦10勝。