3歳ダート路線の登竜門で重賞初制覇を飾ったペイシャエス(撮影:下野雄規)
前走のユニコーンS(GIII)を制した
ペイシャエス(牡3、美浦・小西一男厩舎)は、7月13日に大井競馬場で行われるジャパンダートダービー(3歳・JpnI・ダ2000m)への参戦を視野に入れる。
ペイシャエスは父
エスポワールシチー、母リサプシュケ、母の父ワイルドラッシュという血統。
昨年10月に東京競馬場で行われた2歳新馬戦(ダ1600m)でデビューし、初勝利をおさめる。今年3月の伏竜S(OP)では8頭立ての8番人気、単勝242.3倍の低評価ながら3着に好走し、続く4月の1勝クラスを勝ち上がった。
前走のユニコーンSでは、連勝中だった
リメイク、鋭い追込で注目を集めた
ハセドン、新馬戦を大差圧勝した期待馬
ジュタロウなど強敵が集うなか単勝7番人気の伏兵評価を受けたが、道中4番手追走から東京競馬場の長い直線を力強く伸び、2着
セキフウの猛追を退けて勝利。父
エスポワールシチーに産駒のJRA重賞初勝利をプレゼント、また同馬を所有する北所直人オーナーにとっても待望の重賞初制覇となった。通算成績は7戦3勝。