メジロベイリーが老衰のため死亡 「メジロ牧場」最後のGI馬

2022年06月28日 21:30

老衰のため死亡した「メジロ牧場」最後のGI馬メジロベイリー(ユーザー提供:エリーさん)

 2000年の朝日杯3歳S(GI)を制し、同年のJRA賞最優秀3歳牡馬(現JRA賞最優秀2歳牡馬)を受賞したメジロベイリーが老衰のため、けい養先である青森県の東北牧場で死亡したことがわかった。28日、同牧場がツイッターで発表。24歳だった。

 メジロベイリーは父サンデーサイレンス、母レールデュタン、母の父マルゼンスキー。半兄に1998年天皇賞・春(GI)を制するなど90年代後半の古馬中長距離路線で活躍したメジロブライトがいる血統。

 2000年9月の3歳新馬戦でデビュー。このときの勝ち馬はジャングルポケット、2着はタガノテイオーで、同年11月に4戦目で初勝利を挙げた。続く朝日杯3歳S(GI)では単勝10番人気の伏兵評価を覆し、タガノテイオー、地方の雄ネイティヴハートなどを相手にGI初制覇。JRA賞最優秀3歳牡馬を受賞した。その後、牡馬クラシックへの参戦を視野に調整されていたが脚部不安のために長期休養に入り、1年3ヶ月後に戦線復帰するも、屈腱炎を発症し引退。通算成績は7戦2勝(うちGI・1勝)。

 シエリル、アマゾンウォリアー、アサマユリに代表されるメジロの根幹血統を持たない同馬は、メジロ牧場生産のサンデーサイレンス産駒唯一の重賞馬であり、またメジロ牧場最後のGI馬でもある。引退後は青森県で種牡馬入りし、その後は青森・北海道で種牡馬生活を送った。

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