今年3月の弥生賞を制したアスクビクターモア(撮影:下野雄規)
5月の日本ダービー(GI)3着馬アスクビクターモア(牡3、美浦・田村康仁厩舎)が16日に帰厩。9月19日に中山競馬場で行われるセントライト記念(3歳・GII・芝2200m)へ向けて調整が進められる。
アスクビクターモアは父ディープインパクト、母カルティカ、母の父Rainbow Quest。半姉に英仏でG1を2勝したQemah(父Danehill Dancer)がいる血統。
昨年6月に東京競馬場でおこなわれた2歳新馬戦でデビュー。今年3月の弥生賞(GII)で、ドウデュースの猛追を振り切り重賞初制覇を果たした。牡馬クラシック第一冠・皐月賞(GI)では果敢に先手を主張し5着を確保。続く日本ダービー(GI)では、緩みのないラップで逃げるデシエルトを見ながら単騎2番手で先行、手応え十分に直線で抜け出し、ドウデュース、イクイノックス、ダノンベルーガが後方から強襲するなか3着に粘り込んだ。通算成績は7戦3勝。