【キーンランドC予想】スプリンターズSへの出走権をかけた晩夏のスプリント重賞

2022年08月28日 06:35

ヴァトレニの好走に期待したい(c)netkeiba.com

 サマースプリントシリーズ第5戦であると同時に、優勝馬にはスプリンターズSへの優先出走権が付与される1戦。GIII格付けではあるが、別定重量戦だけに比較的紛れが少ない舞台設定といえるレースだ。今年は短距離戦らしく逃げ、先行馬が多く顔を揃えたが、札幌競馬場は先週からCコースへと移ったばかり。ある程度の位置は確保したいところだ。

 ◎ヴァトレニは函館競馬場の青函S優勝馬。この時は初めてのスプリント戦だったが、好スタートからハナを叩こうかという位置でレースを進め、あっさりと抜け出して高いスピード能力を証明して見せた。母は06年のキーンランドC優勝馬チアフルスマイルで、3代母はケンタッキーダービーなどに勝った名牝ウイニングカラーズ。25歳まで種牡馬生活を続けたグラスワンダーの22歳時種付産駒で、同馬の産駒にはスプリント重賞勝ち馬スマートオリオンもいる。ヴァトレニ自身、札幌競馬場は下級条件馬時代とはいえ3戦3勝と得意としており、母子制覇に期待したい。

 〇オパールシャルムは福島テレビオープン優勝馬。母の半弟には快速レオンビスティーもいる。前々走の朱雀Sは前半3ハロン32.9秒で逃げ切り勝ち。前走は同34.6秒とはいえ逃げ、先行馬総崩れの中で格上げ初戦を快勝した。2番手でしっかりと折り合い、最後の直線で伸ばした末脚には見どころがあった。洋芝は初めてになるがダイワメジャー産駒なら苦にすることもないだろう。

 ▲ウインマーベルは葵S優勝馬。未勝利を勝ち上がるのに時間を要したもののブリンカー着用で一変。以降は6戦して4勝2着1回。大きな不利があったファルコンS以外は崩れていない。札幌競馬場はデビューの地で、その時は3着。アイルハヴアナザー産駒なら洋芝はむしろ向いていると判断したい。

 △エイティーンガールは一昨年の優勝馬で、昨年は勝ち馬と同タイムの惜しい2着。高松宮記念も出走メンバー最速の上がりタイムで勝ち馬に0.3秒差まで詰め寄った。昨年と同斤量なら無視はできない。3走前の春雷Sの内容が秀逸だった△ヴェントヴォーチェ、連覇を狙うレイハリア。最後に函館スプリントS2着△ジュビリーヘッドの名前を挙げておきたい。前崩れの展開になれば怖い1頭だ。

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