27日、小倉競馬場で行われた小倉サマージャンプ(JGIII)で、6枠9番
アサクサゲンキ(セ7、栗東・音無秀孝厩舎)が最終直線で末脚を伸ばし、2着馬
メイショウウチデをクビ差捉えて優勝。この勝利により、鞍上の石神深一騎手は史上初となるJRA障害重賞完全制覇を達成した。
【JRA障害重賞勝ち鞍】
■阪神スプリングジャンプ(JGII)
2017年
オジュウチョウサン2019年
オジュウチョウサン2020年
オジュウチョウサン■中山グランドジャンプ(JGI)
2016年
オジュウチョウサン2019年
オジュウチョウサン2020年
オジュウチョウサン2022年
オジュウチョウサン■京都ハイジャンプ(JGII)
2022年
タガノエスプレッソ■東京ジャンプS(JGIII)
2016年
オジュウチョウサン2019年
シングンマイケル■新潟ジャンプS(JGIII)
2013年
アサティスボーイ2021年
トゥルボー■小倉サマージャンプ(JGIII)
2022年
アサクサゲンキ■阪神ジャンプS(JGII)
2021年
トゥルボー■東京ハイジャンプ(JGII)
2016年
オジュウチョウサン2017年
オジュウチョウサン■京都ジャンプS(JGIII)
2016年
ドリームセーリング■中山大障害(JGI)
2016年
オジュウチョウサン2017年
オジュウチョウサン2018年
ニホンピロバロン2021年
オジュウチョウサン【石神深一騎手のコメント】
「飛越の上手な馬だということは分かっていたので、仕掛けどころを間違えないようにと考えていました。最後の直線はほとんど手応えがなかったのですが、馬が最後の力を振り絞って、差し切ってくれました。熊沢さんが乗っているときから、この馬は小倉のような難しい競馬場のほうが合っているのではないかと思っていたので、その通りでした。
ずっと小倉の成績が悪くて、小倉で重賞を勝つことを一つの目標としていたので、全場制覇も嬉しいですし、小倉で重賞を勝てたことが何よりも嬉しいです。障害100勝を達成したり、全場制覇を達成したりと、小倉は
アサクサゲンキと同じで水が合うのではと思います。
ローカル開催も来週で終わり、9月から本場開催が始まります。大きいレースも始まっていきますし、9月の頭には
オジュウチョウサンも復帰する予定です。障害レースをこれからもたくさんの方に応援していただけると、障害ジョッキーはみんな嬉しいので、これからも応援よろしくお願いします」
石神深一騎手は1982年6月3日生まれの40歳。2001年3月に騎手免許を取得し、同月31日の中山3Rで
ライデンノハナに騎乗し初勝利を挙げた。2013年の新潟ジャンプS(JGIII)で重賞を初制覇。2015年からは
オジュウチョウサンの主戦騎手を務め、2016年の中山グランドジャンプ(JGI)でJGI初制覇を飾るなど、同馬とのコンビで16勝を挙げている。
(JRAのホームページによる)