【小倉2歳S予想】過去10年は平穏に収まりがちなキャリアの浅い馬同士のレース

2022年09月04日 06:35

小倉2歳Sへ出走予定のプロトポロス(c)netkeiba.com

 キャリアの浅い馬同士のレースだが、小倉競馬場芝1200mを使われてきた馬が顔を合わせることが多く、比較的平穏に収まるケースが多いレース。過去10年間で前走1着馬は10勝2着9回3着9回と、3着以内の馬はほぼこの条件に当てはまる。1〜3番人気馬は8勝2着5回3着2回と堅調傾向だ。

 ◎プロトポロスは良馬場の中京競馬場芝1200m戦優勝馬で中12週。最内枠から互角のスタートを切ったが無理に行くことなく控えて好位のイン。勝負どころで外に持ち出されるとあっさりと抜け出した。完成度の高さを感じさせるレース内容で、当時の2着馬ウメムスビは2戦目で勝ち上がっている。父War Frontはアメリカンペイトリオット、ザファクター、デクラレーションオブウォーらの父。母キャヴァルドレはキズナの半兄サンデーブレイク産駒の仏重賞勝ち馬で、ジュヴェナイルフィリーズターフ3着。血統的にもスピードと仕上がりの早さは裏付けがある。

 〇クリダームはやや重馬場で行われた函館2歳S2着馬。ゲートはややゆっくり目だったが徐々に加速してレースを引っ張り、残り100m付近では完全に抜け出した。最後は勝ち馬の決め手に屈したが、この馬を追いかけた逃げ、先行馬が8着以下に敗れるレース展開だっただけに十分すぎるくらいの内容だ。祖母マザートウショウは92年函館3歳S優勝馬。トウショウボーイを送ったソシアルバターフライ系から出た久しぶりのA級馬だけに注目したい。

 ▲メイショウヒュウガは重馬場の小倉芝1200m戦を勝って中2週。前半3ハロンを33.4秒で飛ばす逃げ、先行馬を見るような位置でレースを進め、4角手前から差を詰めると最後はインから鋭く抜け出した。最上級の血統を持つ父ダンカークはベルモントS2着馬でJBC2歳優駿勝ち馬アイスジャイアントの父。時計がかかる馬場は歓迎だろう。曾祖母ラスメニナスは英国1000ギニー優勝馬で、愛1000ギニー2着馬。内在するスピード値は高い。

 △ロンドンプランは良馬場の小倉競馬場芝1200m新馬戦優勝馬で中9週。500キロを超える大型馬ながらダッシュ力鋭くゲートを飛び出すと、好位に控え最後は突き放した。スピード能力高さそうな△アウクソー、△メイショウコギクも十分圏内で、フェニックス賞を好内容で勝ってきた△ミカッテヨンデイイも捨てきれない。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。