現地時間9月10日、アイルランドのレパーズタウン競馬場で愛チャンピオンS(3歳上・愛G1・芝2000m)が行われた。レースを制したのはR.ムーア騎手が手綱を執ったルクセンブルク(牡3、Luxembourg)。2着馬オネストとの激しい叩き合いを制してG1・2勝目を挙げた。
ルクセンブルクは父Camelot、母Attire、母の父Danehill Dancerという血統の愛国産馬。数々の名馬を輩出してきたA.オブライエン厩舎の所属馬。
昨年7月のデビュー戦から3連勝でフューチュリティトロフィー(英G1)を制覇。そこから休養を挟み、今年の始動戦となった4月の英2000ギニー(英G1)で3着。アクシデントにより英ダービーを回避したが、8月のロイヤルウィップS(愛G3)で復活の白星を挙げており、今回のレースに臨んでいた。英メディア『Sky Sports』によると、陣営は同馬の凱旋門賞参戦を示唆している。
なお、単勝1番人気に支持された今年の仏ダービー馬ヴァデニ(牡3、Vadeni)は3着。次戦について、英競馬メディア『Racing TV』によると、管理するJC.ルジェ調教師は「プランは未定だが、今のところ凱旋門賞ではない」とコメント。馬場が良ければイギリスのアスコット競馬場で行われる英チャンピオンS(英G1)へ向かう可能性が高いとのこと。