【凱旋門賞】アルピニスタ 進化が止まらない5歳牝馬 破竹の7連勝でG15連勝中

2022年09月28日 06:02

目下G15連勝中と勢いに乗るアルピニスタ=(C)Scoopdyga

 「凱旋門賞・仏G1」(10月2日、パリロンシャン)

 歴代最多となる4頭の日本馬が挑戦する22年の凱旋門賞。初の栄冠獲得に向けたライバルとなる有力外国馬を紹介する。

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 近3年は牡馬が勝利しているが、連覇を果たしたトレヴ(13、14年)、エネイブル(17、18年)など牝馬の活躍が目立つのが凱旋門賞の特徴の一つだ。

 今年の牝馬の中で、最も有力視されているのがフランケル産駒のアルピニスタ。昨年4月のリステッド競走Vから破竹の7連勝を飾り、目下G1は5連勝中となっている。G1初制覇となった昨年のベルリン大賞では、トルカータータッソに2馬身半差で完勝。そのライバルがのちに、バーデン大賞→凱旋門賞と連勝したことから、世界トップクラスの実力に疑う余地はない。

 今季初戦は7月のサンクルー大賞。8カ月の休み明けだったが、後方から直線一気の差し切りVで、昨年の凱旋門賞3着馬ハリケーンレーンなどを退けた。前走は有力ステップのヨークシャーオークス。3番手で折り合いスムーズに運ぶと、最後は壮絶なたたき合いからグイッと抜け出した。2着の英オークス馬チューズデイより4キロ重い斤量を背負っていたから価値がある。

 戦法が多彩でレースに注文がつかないのは大きな強み。進化が止まらない5歳牝馬が、世界最強の座へ一気に駆け上がる。

 ◆アルピニスタ 牝5歳・英国 14戦9勝主な戦績 21年ベルリン大賞、オイロパ賞、バイエルン大賞 22年サンクルー大賞、ヨークシャーオークス

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