◆第30回秋華賞・G1(10月19日、京都・芝2000メートル)追い切り=10月15日、栗東トレセン
ローズS8着に終わった
パラディレーヌ(牝3歳、栗東・千田輝彦厩舎、父
キズナ)が反撃に牙を研いでいる。坂路を単走で55秒5―12秒2。重馬場を苦にすることなくシャープなフットワークで駆け上がった。「動きは見た目にはすごく良かった。春先は
パワーで押し切る感じの走りだったけど、本当に美しいなっていう感じになっている」と千田調教師も満足そうにうなずいた。
前走のローズS8着は出遅れた上に、直線では前が壁になり、追い出しを待たされた。それでも0秒5差と大きくは負けておらず、オークス4着の実績から巻き返しても不思議はない。「(前走は)一番強い競馬をしたのではないかな」とトレーナー。状態さえ整えば上位争いに加われる。