本番と同舞台でG1V経験のあるオネスト?Scoopdyga
「凱旋門賞・仏G1」(2日、パリロンシャン)
歴代最多となる4頭の日本馬が挑戦する22年の凱旋門賞。初の栄冠獲得に向けたラ
イバルとなる有力外国馬を紹介する。
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仏ダービーは
ヴァデニの5着に完敗したものの、
オネストは凱旋門賞と同じ舞台で行われたパリ大賞を、最後方追走から直線で力強く抜け出して完勝。G1初勝利を飾った。
続く愛チャンピオンSは勝った
ルクセンブルクに半馬身差の2着。
ヴァデニ(3着)にはきっちり先着を果たした。10Fの秋初戦を好走したことで、陣営には次戦を英チャンピオンSにするプランも浮かんだようだが、熟考の末、距離適性を鑑みて凱旋門賞挑戦を決めた。
全3勝はいずれも稍重で挙げたものだが、良馬場でも重馬場でも大崩れはなく、よほどの極端な馬場でない限り対応できるタイプだ。何よりこの舞台で最高の予行演習を済ませているとあって、不気味さが漂っている。また、パリ大賞で2着に退けた
シムカミルがニエル賞(G2)を、4着
エルダーエルダロフが英セントレジャー(G1)を制したことで、相対的に評価がアップしたと言えるだろう。