オグリキャップの直系子孫・フォルキャップ(ユーザー提供:spe_reさん)
9月29日、門別競馬場で行われた2歳未勝利戦(4R、ダ1000m)で、五十嵐冬樹騎手が手綱を執る2枠2番フォルキャップ(牡2、北海道・桧森邦夫厩舎)が4番手から徐々に進出を開始し、後続に半馬身差をつけて初白星を飾った。この勝利により、同馬の父クレイドルサイアーは産駒初勝利となった。
フォルキャップは父クレイドルサイアー、母コスモフリップ、その父アイルハヴアナザーという血統。現代では稀少なオグリキャップの直系にあたる血統の持ち主である。今年3月17日の能検に合格、ホッカイドウ競馬でデビューを果たし、8戦目での初勝利となった。
ノーザンキャップ産駒として唯一サラブレッド血統登録されているのが父クレイドルサイアー。2014年に種牡馬登録がされているものの、なかなか産駒が誕生せず現2歳世代がファーストクロップにあたる。血統登録されているクレイドルサイアー産駒は、同じくホッカイドウ競馬所属のオグリヨンセイ(牡2、北海道・佐久間雅貴厩舎)とフォルキャップのわずか2頭。今後の動向に要注目である。