美浦Wで併せ馬を行い、万全の態勢を整えたアオラキ(右)
熱心なデイリースポーツの読者ならご存じかもしれないが、白毛馬
アオラキ(牡2歳、美浦・田村)が、今村聖奈騎手(18)=栗東・寺島=と初タッグを組み、日曜新潟2R(芝2000メートル)で初勝利を目指す。
夏の函館でデビューし、北海道シリーズで???着と惜敗続き。12日の美浦Wの最終追い切りは、僚馬
トーセンインディゴ(4歳1勝クラス)の内で一杯に追われ、6F85秒0-37秒9-12秒8で4馬身遅れたものの、田村師は「相手が今、調子のいい古馬だからね。この馬自身は動いているよ」と仕上がりの良さをアピールした。
鞍上は10日の阪神9Rで40勝目を挙げ、JRA女性騎手の年間最多勝にあと“3”と迫る大物ルーキー。「減量があるから成績がいいわけじゃない。馬込みにも入れるし、冷静に乗れている。人気薄でも上位に持って来ているでしょ」と師は改めて高評価。今回は自ら騎乗依頼をしたそうだ。
「以前はコントロールの利かないところがあったけど、段々競馬がうまくなってきた。今なら若い子でも扱えると思い、そうなれば最後に4キロ減は大きいよね。切れる脚がないから、今の新潟コースも合いそう」。単なる話題づくりではない。本気で勝ちに行く。(デイリースポーツ・村上英明)