10日、中京競馬場で行われたCBC賞(3歳上、GIII・芝1200m)は、四位洋文騎手騎乗の10番人気{horse=2003110141:ブラックバースピン}(牡4、美浦・手塚貴久厩舎)が、中団追走から直線で内を突き抜け出すと、7番人気ナカヤマパラダイスに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分09秒1(重)。さらにハナ差の3着に8番人気アグネスラズベリが入り、1番人気ペールギュントは6着に敗れている。なお、最後の直線でスピニングノアール(安藤勝己騎手)が競走を中止している。
勝ったブラックバースピンは父Put It Back、母Pleasant Dixie(その父Dixieland Band)という血統の米国産馬。半兄にサンタアニタHなど米G1・3勝のサザンイメージ Southern Image(父Halo's Image)がいる。04年キーンランドセプテンバーセールにて23万ドルで落札されていた。
05年10月のデビューから2戦目で勝ち上がると、続くベゴニア賞(500万下、東京・芝1600m)も勝利。昨秋の白秋S(1600万下、東京・芝1400m)に勝ちオープン入りしていたが、東京新聞杯(GIII)12着、前走の京王杯SC(GII)12着など重賞では苦戦が続いていた。通算成績13戦5勝(重賞1勝)。
鞍上の四位洋文騎手は、ウオッカで制した日本ダービー(GI)に続くJRA重賞制覇で今年4勝目、通算51勝目。管理する手塚貴久調教師は今年のオーシャンS(GIII、アイルラヴァゲイン)に続くJRA重賞勝ちで今年2勝目、通算4勝目となった。
なお、Put It Back(その父Honour and Glory)産駒はJRA重賞初制覇。JRAに競走馬登録されているのはブラックバースピンのみ。