◆第27回秋華賞・G1(10月16日、阪神競馬場・芝2000メートル=良)
3歳牝馬による3冠ロード最終戦は、16頭が出走して行われ、オークス2着馬で3番人気の
スタニングローズ(栗東・高野友和厩舎、父キングカメハメハ)が坂井瑠星騎手に好位から導かれ、G1初制覇を飾った。坂井騎手もG1初制覇。勝ち時計は1分58秒6。
半馬身差の2着は中団から伸びた2番人気の
ナミュール(横山武史騎手)で高野友和厩舎のワンツーフィニッシュ。2着馬から鼻差の3着が桜花賞、オークスを制した1番人気の
スターズオンアース(クリストフ・ルメール騎手)で、4角14番手から差し込んだものの、史上7頭目の牝馬3冠制覇はならなかった。
古川吉洋騎手(
メモリーレゾン=4着)「上位3頭は強かったですね。狭いところをよく頑張ってくれましたが。前回より状態も上がっていていい競馬はしてくれました。これからの馬ですからね」
川田将雅騎手(
アートハウス=5着)「とても具合良く競馬を迎えられて、精いっぱいの走りをできました」
池添謙一騎手(
エグランタイン=6着)「スタートの反応も良くポジションのいいところを取れそうでしたが、勝ち馬に
アートハウスの後ろを取られたのが痛かった。これからの成長に期待したい」
岩田望来騎手(
サウンドビバーチェ=7着)「放馬は申し訳なかった。先行する形で道中はスムーズでしたし、最後の反応も良かった。負けてしまいましたがいい内容でした」
松山弘平騎手(
ストーリア=8着)「馬は力があるところを見せてくれましたが、1コーナーの不利が痛かったです」
戸崎圭太騎手(
プレサージュリフト=9着)「スタートをうまく出せなかったので最後の脚にかける競馬をしました。ペースが落ち着いて厳しかったですね。広いコースのワンターンがいいのかな」
M・デムーロ騎手(
ライラック=10着)「うまく乗れませんでした。スタートは出たけどかんでしまい、少し(手綱を)引いたら後ろになりすぎてしまった。一生懸命頑張ってくれたが、前の馬に届きませんでした」
松岡正海騎手(
ウインエクレール=11着)「イレ込んでいたのと経験不足ですね。まだ調子も上がりそうなので」
福永祐一騎手(
エリカヴィータ=13着)「思ったより(ペースが)流れなかった。ペースアップした時について行けなかった。(後方待機策の)こういうチャレンジをしたが、結果に結びつけられず申し訳ない」
酒井学騎手(
ラブパイロー=14着)「もともと蹴り癖があるが、蹴った時にゲートが開いてしまった。逃げたかったけど
スピード不足でしたね。切れる脚がないのでこういう形は厳しい」
鮫島克駿騎手(
タガノフィナーレ=15着)「逃げ馬じゃなければベストポジションですが、この馬は逃げ馬なので…。4角は手応えがあったので力はつけているなと感じました」
秋山真一郎騎手(
ブライトオンベイス=16着)「4角までリズム良く行けました。2000メートルに
フィットして走れていたし、この後、距離を詰めた時に力まず走れると思う」