【菊花賞】ドゥラドーレス抜群の勢い 横山武史騎手連覇へ「いい状態」

2022年10月20日 08:00

3頭併せの内から脚を伸ばすドゥラドーレス(右)

◆菊花賞追い切り(19日・美浦トレセン)  

 牡馬クラシック最終戦の菊花賞(23日、阪神)の最終追い切りが東西トレセンで行われた。

 直線で見せた抜群の手応えが軌道に乗った証しだった。ドゥラドーレスは美浦・Wコースに入り、約2馬身間隔で2頭を追走。行きたがるそぶりも見せず、徐々にペースを上げた。外セラフィナイト(4歳1勝クラス)、中ダノンアレー(5歳3勝クラス)に内から並びかけると、今にもはじけそうな勢い。6ハロン83秒7―12秒0で外に半馬身先着し、中には余力たっぷりに併入した。「先週、ジョッキー(横山武)が乗って強めに追ったので、きょうは調整程度。我慢していたし、折り合いは順調に来ています」と宮田調教師。スムーズな内容に納得の表情だった。

 体に芯入った 国内トップホースとなった昨年王者のタイトルホルダー、今年の牝馬2冠を奪取したスターズオンアースと同じドゥラメンテ産駒。デビュー当初から評価は高かったが、春はクラシックに出られず、前走で3勝目を挙げてラスト1冠にこぎつけた。「口を割る面が見られなくなった。少しずつ体の芯が入ってきています」(宮田師)と成長曲線も十分。クロス鼻革、リングハミといった馬具もフィットしてきた。

 鞍上の横山武には史上4人目となる連覇がかかる。「能力はあるし、いい状態で向かえる。スタミナも問題ない。折り合いがカギだけど、うまく導いて力を発揮できるように乗るだけです」。パートナーの実力を信じ、偉業に挑む。(春木 宏夫)

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