戸崎圭太騎乗のジャスリーが直線で差し切りデビューV(カメラ・橋口 真)
10月22日の東京6R・2歳新馬(ダート1600メートル、16頭立て)は、3番人気の
ジャスリー(牡、美浦・田島俊明厩舎、父
ルーラーシップ)が、直線で豪快に差し切ってデビュー戦を白星で飾った。勝ち時計は1分40秒4(良)。
外の15番枠からまずまずのスタートを決めたが、行き脚がつかずに道中は後方10番手。キック
バックを嫌がって頭を上げる場面などもあったが、徐々に馬群の外めにリードして、直線では大外に持ち出すと、長く脚を使って2着馬の
ロードストレーザに1馬身差をつけた。
戸崎圭太騎手は「追い切りから、いいフットワークをしている感じで、どこまで走れるかなと思っていた。いい走りをしてくれました。ちょっと砂をかぶったり、他馬を気にしたりしたが、そういうところを覚えてくれたら楽しみです」と、納得の表情で振り返った。
田島調教師は「血統的に(母の)
オールドパサデナがダートで活躍していた馬なので、ダートから使いました。(速い)調教時計が出せていなかったが、従順な馬で、乗り役も『能力がありそうで大丈夫』と言っていた。いいところを競馬で出せてよかった」と、勝利の喜びをかみ締めた。