今秋にGI初制覇を果たした荻野極騎手(写真左、撮影:下野雄規)と坂井瑠星騎手(c)netkeiba.com
10月23日に阪神競馬場で行われる菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)。皐月賞・日本ダービーの連対馬が一頭もいないこともあり、例年以上に混戦の様相を呈している。
オッズも分散傾向にあり、本命を決めるのも難解なクラシック最終戦。今回は思いきってGI未勝利のジョッキーに命運を委ねてみるのも手かもしれない。
というのも、今秋行われた2つのGIではともに新たなGIジョッキーが誕生。スプリンターズSでは荻野極騎手騎乗のジャンダルム、秋華賞では坂井瑠星騎手騎乗のスタニングローズが人馬ともにGI初制覇を果たしている。
菊花賞に出走する18人の騎手の中でGI未勝利なのは、アスクワイルドモアの岩田望来騎手、シェルビーズアイの松田大作騎手、ジャスティンパレスの鮫島克駿騎手、マイネルトルファンの丹内祐次騎手、の以上4名。
上位人気になりそうなのは神戸新聞杯を制したジャスティンパレスくらいだが、他3頭も上位に割って入るシーンがあっても驚けない。混戦模様だからこそ、初GI制覇に燃える騎手たちに思いを託してみるのも一つの手だろう。