現地時間10月22日、オーストラリアのムーニーバレー競馬場で行われたコックスプレート(3歳上・豪G1・芝2040m)が行われた。12頭立てで行われたレースでは、馬群の好位で追走したアナモー(牡4、Anamoe)が最終直線で早めに抜け出し、残り100mの地点で先頭に立つと、後続をわずかに振り切って勝利を挙げた。
アナモーは父Street Boss、母Anamato、母の父Redoute's Choiceという血統。豪州のJ.カミングス厩舎の管理馬で、ゴドルフィンの所有馬。母アラマトは2007年のオーストララシアンオークス(豪G1)を制している。
これまでのG1勝ち鞍は2021年のサイアーズプロデュースS、コーフィールドギニー、2022年のローズヒルギニー、ウィンクスS、ジョージメインS、マイトアンドパワー、そして今回のコックスプレートの計7つ。8月からG1・4連勝を果たしている。G1・7勝はゴドルフィンの所有馬として単独最多の記録。同馬は2021/2022シーズンのオーストラリア最優秀3歳牡馬・セン馬に選出されている。
レースには今年の仏ダービー2着馬エルボデゴンや、8歳にしてなお活躍を続ける古豪ザーキ、今年のドンカスターマイル覇者ミスターブライトサイド、現地のディープインパクト産駒プロフォンドなどが出走していた。プロフォンドは逃げるザーキを見るかたちで進んだが、最終直線では伸びを欠き最下位12着に沈んでいる。
※馬齢表記は現地基準に基づく。着差は勝ち馬からのもの。