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コレペティトール(10月23日、阪神5R・2歳新馬、芝1800メートル=3着)
先週の阪神芝コースは比較的、外から台頭する差し馬が目立った。その中で最内枠から中団で脚をためていたが、直線では馬群が凝縮し、かなり追い出しを待たされる形。しかし、ようやく進路が確保ができたラスト1ハロンから目を引く伸び脚を繰り出した。馬場傾向を考えると、かなりの脚力を秘めていると言える。
騎乗した岩田望来騎手は「直線で進路を内に取るか、外に取るか迷ったところで勝ち馬にスッと行かれてしまいました。もう少し、判断が早ければ、いい勝負ができていたと思います。この競馬ができれば次も楽しみです」と素質を感じ取った様子。半兄に
アメリカズカップ、
キングオブドラゴンなどオープン馬がいる血統的な下地もあり、次は順当に勝ち上がってもらいたい。(山本 武志)