【地方競馬】金沢のベニスビーチが兵庫クイーンカップ制覇 道中最後方から直線で大外強襲

2022年10月27日 17:47

 兵庫クイーンカップを制覇したベニスビーチと関係者(撮影・中山伸治)

 「兵庫クイーンカップ」(27日、園田)

 開催最終日の11Rで行われ、4番人気で金沢のベニスビーチが道中最後方から巻き返し、直線で大外を突き抜けた。2着は1番人気で高知のアンティキティラが最終3角から先に仕掛けて粘り、3着には5番人気で地元のナナカマドカが内を伸びて続いた。

 ベニスビーチが予想外の展開を克服して重賞3勝目を挙げた。「操縦性が良くて、どこからでも競馬ができるのが強み」と吉原寛。2021年のサラブレッド大賞典、加賀友禅賞の地元重賞では先行力を発揮したが、今回の遠征では最後方から馬群を縫って突き抜けた。

 レースでのベニスビーチはまさかの出遅れ。「スタートでトモを滑らせた。ゴチャつくのをしのぐより、後ろでゆっくりと気分良く走らせたかった」と鞍上。逃げたステラモナークが正面でペースを落として先団は渋滞。最終3角からスパートしたアンティキティラをマークして、「反応にしびれた」と直線で外に持ち出すと加速が違った。

 吉原寛が兵庫の重賞を勝ったのは、20年の兵庫ゴールドカップ以来で4勝目。「久しぶりに勝てて良かった。金沢の馬が少ない遠征のチャンスで結果を出せたのもうれしい」。重賞通算124勝の手腕を全国のファンに再認識させた。

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