17日、阪神競馬場で行われた
マーメイドS(3歳上牝、GIII・芝2000m)は、武豊騎手騎乗の2番人気
ディアチャンス(牝6、栗東・清水出美厩舎)が、中団の内から直線で抜け出し、5番人気
サンレイジャスパーに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分58秒4(良)。さらにクビ差の3着には6番人気
ソリッドプラチナムが入った。1番人気
コスモマーベラスは8着。
勝った
ディアチャンスは、父タイキシャトル、母マルカムーンライト(その父マルゼンスキー)という血統。半兄にJRA7勝の
ワンダーフルフィル(父インイクストリーミス)、伯父に89年函館3歳S(GIII)を制した
ダイイチオイシがいる。01年のHBA10月市場にて900万円で落札されている。
03年10月にデビューし、2戦目で初勝利。その後も中距離〜マイル戦を中心に安定した走りを続けており、今回が
エメラルドS(1600万下、中京・芝1800m)から2連勝での重賞初制覇となった。通算成績28戦7勝(重賞1勝)。
鞍上の武豊騎手は、
ロングプライドで制したユニコーンS(GIII)に続く今年のJRA重賞9勝目で通算245勝目。管理する清水出美調教師は、
アイポッパーで制した阪神大賞典(GII)に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算9勝目となった。