10/30(日)に佐賀競馬場で行われる古馬重賞。秋から春シーズンには当レースを含め1300〜1400mの短距離重賞が4つ組まれており、その第1弾に地元の精鋭12頭が争う。主な出走馬は以下の通り。
■10/30(日)佐賀オータムスプリント(3歳以上・佐賀ダ1400m)
タガノキトピロ(牡5、九日俊光厩舎)は20年秋にJRA1勝クラスから転入後、17戦14勝、2、3着各1回という上昇勢力。今年3月の九州クラウンで重賞初制覇を飾っている。休養明けで5カ月ぶりだった前走・有明海特別では元JRAオープン馬で2連勝中だったスパーダなど、今回有力視される馬たちを相手に完勝。死角は少ない。
スパーダ(牡7、東眞市厩舎)は休み明けで転入初戦を叩かれた8、9月の2、3戦目が強い競馬。続く有明海特別では早めに動いたぶん詰めを欠いたが、それでも勝ったタガノキトピロと半馬身+半馬身差なら勝負づけは済んだとはいえない。2度目の対戦で反撃を期待したい。
ミスカゴシマ(牝5、平山宏秀厩舎)は21年7月の吉野ヶ里記念、12月のウインターチャンピオンとタガノキトピロに2度土をつけている。有明海特別は見せ場を作れなかったが、休養明けに加え、当日に主戦騎手から乗り替わったのも影響したか。実績通りの走りならヒケを取らない。
キタカラキタムスメ(牝5、川田孝好厩舎)は昨夏、JRA小倉ダートの2勝クラスで先行争いに加わるスピードを披露。その後は900mを積極的に使われ好成績を残している。1400mでも今年7月の吉野ヶ里記念で2着があり、好位で流れに乗れれば直線でも粘りを発揮しそうだ。
ラインエミネント(牡6、池田忠好厩舎)は21年4月の転入初戦・C1級から約1年で12勝をマークし、佐賀スプリングカップ(1800m)で重賞初挑戦するにまで出世した。有明海特別4着など一線級に入ると勝ちきれないが、1400mでは過去10勝ともっとも多くの勝ち星を挙げている。
そのほか、有明海特別でタガノキトピロの2着だったスーパースナッズ(牝7、手島勝利厩舎)、今年1月のゴールドスプリント(1300m)で2着があるロトヴィグラス(牡7、真島元徳厩舎)にも注目。
発走は18時05分。
(文・栗田勇人)
次回は11/20の『九州大賞典』の見どころを紹介予定です。
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