17日、金沢競馬場で行われた百万石賞(4歳上、ダート2300m、1着賞金400万円)は、加藤和義騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.3倍){horse=2000102789:ビッグドン}(牡7、金沢・服部健一厩舎)が中団追走から4角で外に持ち出すと、先に抜け出した3番人気マヤノオスカーをハナ差捕らえ差し切った。勝ちタイムは2分33秒4(良)。さらに1馬身差の3着には8番人気テンリットルが入った。なお、2番人気のタフネスゴールドは競走を中止している。
勝ったビッグドンは、父ブライアンズタイム、母がJRA4勝のドラゴンリリー(その父イブンベイ)という血統。半弟に今年の根岸S(GIII)を勝ったビッググラス(牡6、栗東・中尾秀正厩舎、父エルコンドルパサー)がいる。
02年9月に栗東・中尾謙太郎厩舎からデビュー。JRAで6勝を挙げ、昨年4月に現厩舎へ移籍し、これまでに昨年の百万石賞、北國王冠(金沢・ダート2600m)を制しているほか、昨年の白山大賞典(交流GIII)2着、名古屋グランプリ(交流GII)4着など交流重賞でも好走を見せている。通算成績53戦12勝(うちJRA37戦6勝、重賞3勝)。