82年の桜花賞を勝った
リーゼングロス(牝28)が3月31日、北海道新ひだか町のマッケン農場で老衰のため死亡していたことがわかった。
リーゼングロスは父アローエクスプレス、母タケノダンサー(その父チャイナロック)という血統。半妹に92年エリザベス女王杯(GI)を勝った
タケノベルベット(父パドスール)がいる。
81年6月にデビュー。3歳時は6戦2勝だったが、阪神4歳牝馬特別で2着すると、桜花賞では
メジロカーラに5馬身差をつけて圧勝。1番人気に推されたオークスは
シャダイアイバーの2着だった。83年の目黒記念7着を最後に引退、繁殖入りした。通算成績18戦4勝。
繁殖牝馬としては、92年七夕賞(GIII)を勝った
リーゼンシュラーク(父ハードツービート)、88年オークス(GI)3着の
アインリーゼン(父ブレイヴェストローマン)などを出し、孫の
エンゲルグレーセは01年エルムS(GIII)、05年クラスターC(交流GIII)を勝つなど、子孫は現在も活躍を見せている。