兵庫競馬の大山龍太郎騎手（１８）＝西脇・坂本和＝が４日、園田競馬の最終日６Ｒをムーンコムレードで勝ち、地方通算１００勝を達成した。２０２１年４月１３日の初騎乗から１年６カ月で１１６２戦目での到達だった。

　レースは好スタートを決めたムーンコムレードがハナに立ち、そのままマイペースで逃げると、後続に２馬身差をつけて快勝した。「やっとですね。この開催の初日に勝ちたかった。１００勝は意識して緊張していました」と喜んだ。

　佐々木世麗と同期の大山龍は、ヤングジョッキーズシリーズ・ファイナルラウンド（１２月１６日・名古屋、１７日・中京）に地方競馬の西日本地区１位で出場が決定。「ＪＲＡの馬場は憧れていたので楽しみ。テレビで見ていた先輩騎手と一緒に走れる」と意気込む。

　さらに最終１２Ｒをデルマアミダで勝ち、勝ち星を伸ばして１０１勝とし、見習い騎手の卒業を決めた。今後は減量の特典がなくなるが、「今からですね」と気を引き締めた。