米BC10着のチェーンオブラブ引退、当地で繁殖入りへ 小笠師明言

2022年11月06日 11:35

引退レースで10着に終わったチェーンオブラブ(カメラ・高橋 由二)

◆ブリーダーズCフィリー&メアスプリント・米G1(11月5日、キーンランド競馬場・ダート1400メートル)

 チェーンオブラブ(牝5歳、美浦・小笠倫弘厩舎、父ハーツクライ)はウィリアム・ビュイック騎手=デンマーク=とのコンビで挑んだ牝馬限定戦で、後方から伸びず12頭立ての10着に敗れた。勝ったのは米国のグッドナイトオリーブで、前走のバレリーナHに続くG1連勝となった。

 小笠調教師はレース後、「結果は残念でしたが、全力を出し切ってくれたと思います。今年は春からいろいろなところに遠征して頑張ってくれました」と、今春からサウジアラビアのリヤドダートスプリント(3着)、ドバイ・ゴールデンシャヒーン(3着)と計3度の海外重賞を戦った5歳馬を慰労。「このまま引退し、こちらで繁殖入りする予定です。いい子を出してくれることを期待しています。オーナー、チームノースヒルズの皆さま、遠征に協力いただいた関係各位、そして日本から応援していただいたファンの皆さまに本当に感謝しております」と、最終レースとする意向を明言した。

 騎乗したビュイックは「位置取りはイメージ通り。少しキックバックを気にしてはいましたが問題なかったと思います。直線で頑張ってくれましたが、最後は伸びませんでした。こうした機会をもらえてありがたいです」と語った。

 ブリーダーズCは2日間にわたってG1競走が続く米国競馬の祭典。1996年から昨年までにのべ20頭の日本調教馬が参戦し、デルマー競馬場で開催された昨年のフィリー&メアターフ(芝2200メートル)でラヴズオンリーユー、ディスタフ(ダート1800メートル)でマルシュロレーヌが初制覇を成し遂げた。今年の出走はチェーンオブラブ1頭だけで、昨年に続く快挙はならなかった。

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